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NVIDIA Quadro 410


……ホク…ホク……(^^)……


…こんばんは。
タイトルの、
NVIDIA Quadro 410という、
グラフィックボード(ビデオカード)を、

…買ってしまいました…


PhotoshopやPremiere ProなどのAdobe製画像・動画処理ソフトでは(だいたいCS5前後から)NVIDIA社の提供するグラフィックボード(GPU)によるハードウェアアクセラレーションを導入しています。
つまり、NVIDIA社製のチップを使用したグラボを適切に導入すればPhotoshopが軽くなる!
のです。

ちなみに言うとNVIDIA社のGPUにはゲーム向けのGeForceと画像処理など向けのQuadroの二つのシリーズが(おおざっぱにいって)ありますが、今回購入したのはQuadroシリーズのほう。GeForceの方が安いのもたくさん出てるけど、Quadroにこだわって買ってみました。

使ってみた感じはPhotoshopは…じつはわかりにくかった。PixelBenderとかの「ハードウェア使ってます!」が売りのフィルターをかけてみたらよかったのかもしれませんが、いろんなソフトを試してみる関係上まだそこまで試してません。
でもでも!Photoshopの「回転ビューツール」は一般的なオンボードグラフィックでは利用不能なのですが、OpenGL対応のグラフィックボードを導入することで利用することができます。
もちろんQuadro410を導入したらつかえました!ペンタブは持ってないですが、ペンタブなどで作業するときは(大きくていいペンタブほど)ペンタブそのものを回転させるわけにはいかないですから便利だと思います。

このブログでは出てこないですが、AfterEffects(AE)・Premiere Pro(Pr)での処理の高速化は目覚ましいものです!
正確にベンチマークしたわけではありませんがAEのメモリプレビューがフレームを読み込むまでの時間や、エフェクトの反映の素早さが体感でわかります。

意外に心配だったのが「買ってみたけど正直速くなったかわからない」というオチです。
しかし心配は取り越し苦労でした。
Blenderという、フリーの3DCGソフトウェアでCyclesというレンダリングエンジンはもろにGPU、それもNVIDIAのCUDAを利用して処理の高速化ができるのでもともとのCPUによるレンダリングとQuadro410によるレンダリング時間を比較してみました。

CPU
GPU


ごちゃごちゃしてるスクリーンショットですが、大事なのは赤線部分。
CPU … 11:23.82
GPU … 06:07.08
Timeというのがレンダリング(画像化処理)にかかった時間です。ちなみにマテリアル設定などはまったく同じで、細かいことを言うとメモリの制限からGPUのほうはタイルサイズを80x80にして16分割して計算していますが、それ以外はまったく同じです。まぁ少し大げさかもしれませんが「倍」といっていいでしょう。

Quadro 410はいちおう2013/2/1現在、最新のコードネームKeplerのコアを搭載していますが、同じ世代の製品としては最も廉価版に位置する製品です。なのでお金とPC内のスロットに余裕のある場合はGeForce GTX 650やQuadro 2000なんかもいいかもしれませんね。
Quadroはスペックを上げると値段の上がり方が尋常ではないので、Quadro 410以上のものを考えるなら現実的にはGeForceになるでしょうし、個人的にはロープロファイルの制限がありますが、ZOTACなどではGTX 650のロープロファイル版もあるんですね。

今晩はいつも通りまとまりませんがここまでで。
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Ghostscript

お久しぶりです。

ちょっとまとまった分量のGhostscriptのお勉強をしたのでUPしてみます。

GhostscriptLogo


Ghostscriptというのは、Adobe社の製品であるPostScriptインタプリタと互換性のあるフリー(オープンソース)なインタプリタです。(たぶん)

ページ記述言語ともいわれ、昔は印刷関係のデファクトスタンダードできな位置を占めていたPostScriptですが、それを解釈するインタプリタなどはAdobe社のれっきとした製品ですから非常にお高いため、オープンソースな互換インタプリタとして開発され、おもにラスターイメージの生成を担っていました。
ただ、PostScriptの後継(あるいは方言)として開発されたPDFの入出力をサポートしたあたりからPostScriptとPDFの相互変換プログラムのような利用も多くなってきました。

ところで、現在巷にあふれるフリーソフトたちのなかでベクトル画像としてのPDFやeps(これもPostScriptの方言ともいえる)などを「ベクトル画像のまま」相互変換できるソフトは非常に数が少なく、「相互変換」をうたっていても変換時にラスタライズされていることが多いです。

あまり解説しても仕方ないのでこのくらいにしますが最後に一言だけ。
有名な画像閲覧ソフトの中にはepsやpdfも開ける(中にはラスター画像への変換機能をもつ)ものがありますが、これらの中にはかなりの頻度でGhostscriptをバックエンドとして利用しているようです。

さて、かなり世の中の役に立っているGhostscriptですが、それでもフロントエンドのプログラムを使用して画像の変換などをしたときにおかしなファイルができたりする時があります。そんな時は、フロントエンドの問題なのかGhostscript自身の問題なのかが気になるところ。Ghostscriptが使えればテストできますが、私が探した限りではあまり詳しいGhostscriptの解説をしているサイトって見つからない...特にWindows版に関してはほとんどありません。

あんまり詳しくはできないかもだけど...gswin32cの使い方(で覚えたもの)をさらさらと書き出してみます。


先にお断りしますが今回はGhostscriptの性格上コマンドラインを使います。
苦手な方はまずコマンドラインの使い方を覚えていただいてからお願いします。m(_ _)m



まずインストールは...適当にお願いします。なお私はTeXユーザーなので奥村先生のTeX wikiのGhostscriptの項目を参考にgs9.04(日本語版)を利用しています。特にデフォルトからの変更をせずにインストールし、最後にPath環境変数だけ設定しました。
(これを書き出してからGhostscripe9.05が公開されていることに気付きまして下書きをしているうちに更新しました)

さて、さっそくGhostscriptをつかってみましょう。
と、行きたいところですが何もファイルがないと困ってしまうので、とりあえずGhostscriptに付属しているテスト用の「tiger.eps」を使いましょう。

Ghostscriptのインストール先が「C:\gs\gs*.**」(「*.**」はバージョン番号)のときは「C:\gs\gs*.**\examples\tiger.eps」にあります。適当なフォルダにコピーしておくのがいいでしょう。

これを使ってさっそく始めてみましょう。コマンドプロンプトでカレントディレクトリを、さっきの「tiger.eps」のあるディレクトリに移動して、次のように実行してみましょう

>gswin32c -h

これで以下のように表示されるはずです。

--------------------------------------------------
GPL Ghostscript 9.05 (2012-02-08)
Copyright (C) 2010 Artifex Software, Inc. All rights reserved.
Usage: gs [switches] [file1.ps file2.ps ...]
Most frequently used switches: (you can use # in place of =)
-dNOPAUSE no pause after page | -q `quiet', fewer messages
-gx page size in pixels | -r pixels/inch resolution
-sDEVICE= select device | -dBATCH exit after last file
-sOutputFile= select output file: - for stdout, |command for pipe,
embed %d or %ld for page #
Input formats: PostScript PostScriptLevel1 PostScriptLevel2 PostScriptLevel3 PDF

(略)
--------------------------------------------------

もしうまく表示されない場合はインストールをし直すかPath環境変数を正しく設定してください。

さて本番です。(ぇ)

まずはさっきの「tiger.eps」をPDFに変換しましょう。そのためには次のように実行してください。

>gswin32c -sDEVICE=pdfwriter -sOutputFile=tiger.pdf tiger.eps
>gswin32c -sDEVICE=pdfwrite -sOutputFile=tiger.pdf tiger.eps
(10/12:Mongolian Chop Squad 様にご指摘いただきました。ありがとうございます。)

すると次のように表示される。


--------------------------------------------------
GPL Ghostscript 9.05 (2012-02-08)
Copyright (C) 2010 Artifex Software, Inc. All rights reserved.
This software comes with NO WARRANTY: see the file PUBLIC for details.
>>showpage, press to continue<<
--------------------------------------------------

「続けるにはenterを押せ」となっていますからEnterキーを押すと

--------------------------------------------------
GS>
--------------------------------------------------

と表示されますからここでは単に「quit」と実行して元のコマンドプロンプトに戻りましょう。

これで同じフォルダに「tiger.pdf」というpdfファイルができたはずです。Adobe Readerなどで確認すると以下のような虎の絵が描かれたPDFであることがわかります。

tiger.png
ちなみに上の画像ももとのepsファイルからGhostscriptで変換したものです。これには次のようにします。

>gswin32c -sDEVICE=pngalpha -sOutputFile=tiger.png tiger.eps

お分かりのように基本的なコマンドの使い方は

>gswin32c [オプション] [入力ファイル]

です。[オプション]には以下の二つが基本的です。

-sDEVICE=[出力デバイス]
-sOutputFile=[出力ファイル名]

です。ここで入力ファイルにはPostScriptファイル、epsファイル、PDFファイルの三種類を指定します。どれも代表的なベクトル画像のファイル形式です。
Ghostscriptの成り立ちの経緯上、入力ファイル形式としてはPostScript形式とその方言のみで、もう二つの系統であるSVGとWMF/EMFは利用できません。

[出力ファイル名]には出力ファイルを指定します。出力ファイルにはPDF、eps、PostScriptファイルに加えて多くのラスター画像フォーマットが指定できます。JPEG、PNG、TIFFに加えてPSD(PhotoShop Data)形式にも対応しています。
ここで出力ファイル名を指定しただけではGhostscriptは出力形式を特定できません。(出力形式を細かく設定できるためです)
そこで[出力デバイス]を指定します。デバイスという名前ですがプリンタなどのハードウェアではなく出力形式を指定する、と考えてもいいでしょう。

[出力デバイス]にはおもに以下のようなものが指定できますのでよく使うであろうものをまとめておきます。

DEVICEtable



単純に言えばこのデバイス名と出力ファイル名の拡張子を適切に定めればそれで終わりですが、もうちょっと賢く使うには以下のオプションが便利です。

-dBATCH
-r[解像度]

「-dBATCH」は指定するだけで、最後の「GS>」というプロンプトを表示させずに「quit」してくれるオプションです。ひとつのファイルを処理するだけならまだしも、バッチファイルなどを作成していくつかのファイルを処理する時にはいちいちquitするのはめんどうなのでバッチファイルを作る際には便利です。
「-r[解像度]」はラスター画像の解像度を指定するオプションです。特に指定しないと72dpiがデフォルトなので印刷用途には300から600dpiぐらいを指定して変換するとよいでしょう。



なんだか久しぶりの更新で二日もかけたせいかまとまりきっていませんがとりあえず今日のところはこの辺で。

ベクトル画像・ラスター画像

さて、開設当初ということもあって更新が早いなぁ…ゞ


前の続きです。



「ベクトル画像はファイルが軽い」という事情ですが、先に断っておくと、必ずしも「ベクトル画像はファイルが軽い」とは言えないです。

特にベクトル画像は普通、ラスター画像を内部に含むことが出来るので、そのような場合はベクトル画像といってもかなり大きなサイズになります。

ただ、一般にベクトル画像とラスター画像ではベクトル画像の方が軽い傾向にあるのはやはり事実です。



ラスター画像は、基本的に点の集まりで、ファイルには各点の色を表す24bit=3Byte(フルカラーの場合)の容量を食います。
さらに、その点が何千個も集まってファイルが出来ます。
具体的には2L判(約5in×7in)の写真を300dpiで印刷する用の画像としても、1500×2100=3150000個!!!!
約9MBちょいになります。もちろん最近のデジカメはA4サイズに引き延ばしたり、写真屋さんで1200dpiの印刷をしたりするのでもっと大きなサイズになります。もちろんさらに圧縮をかけたりもしますが、ベースになるのはやはり今計算した容量です。

それに対して、ベクトル画像は曲線の通過する点の位置座標(約4Byteとします)とその曲がり具合の情報が各点1点当たりで8Byteとします。
ここまでではなんだかベクトル画像はファイルサイズが大きそうな気がします。
しかし、ベクトル画像はそもそも点の数も少なく、特に複雑なイラストでもなければ1000を超えることは珍しいでしょう。すると点の情報で4KB、曲がり具合の情報は1点当たりで8Byteなので1000点あったら8KBです。結局合わせて12KBにしかなってません。
もちろんベクトル画像にも線や塗りの色情報なんかも入りますが、それは何十もの点と線があって、それあたり4Byteとかなので無視しました。

続きを読む

ベクトル画像・ラスター画像

このブログのタイトルはご覧の通り「べくとるぐらふぃくす」ですね。(笑)

ちなみに「ベクトル画像」って何ですかね…?

いわゆる画像ファイル(JPEGとかGIF、PNGとか)はベクトル画像に対してラスター画像と言われます。

じゃあベクトル画像って……?



ベクトル画像を一言で説明するのは難しいですが、よくいわれるのは「拡大しても荒れない」「ファイルが軽い」とかですね。


「拡大しても荒れない」というのは、ラスター画像が点の情報しか持っていないのに対してベクトル画像が数学的な曲線の情報を持っているために可能なことです。

ラスター画像は、あくまでも個々の点が色を持っているだけです。ラスター画像に描いた直線や曲線は、あくまで同じ色の点が並んでいるだけです。
それが直線や曲線に「見えている」だけなのです。
だから拡大すると個々の点がはっきりしてきてギザギザ(ジャギーとか言うそうです)が見えたり、ジャギーを目立たせない技術のアンチエイリアスがかかってるとぼやけた感じになったりします。

それに対してベクトル画像ですが、ベクトル画像は点の集まりではありません。
ベクトル画像の曲線は曲「線」として「つながって」います。
例えば、ベクトル画像内の二つの曲線の端が重なっているのと、そこで曲線がつながっているのとでは大違いです。
(ラスター画像なら区別もつきませんよね)
曲線は通過する点とその間を「どう繋ぐか」という情報(曲線か直線か、曲線ならどのくらいの曲がりかたか)で記録されます。
そのため、拡大しても点を大きくする必要はありません。もちろんジャギーやアンチエイリアスのボケも出てきません。

次回は「ファイルが軽い」理由について書けたらいいな...
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ベクトル画像をもっと世に広めたい一般人その1

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